このブログは、知識ゼロの特許初心者だった私が、OLとしてフルタイムで働きながら弁理士試験に一発合格した経験をもとに書いています!!
LECの道場がコスパ良くておすすめって聞いたのですが、あまり情報がなくて…どんな講座があって、どうやって受ければよいのですか?
今回は、LECのおすすめ年末年始道場について解説します!
- LEC年末年始道場のラインナップとおすすめ
弁理士試験対策講座を提供している予備校・通信講座はたくさんありますが、最も多くの合格実績を誇っているのがLECです。
私自身、LECの講座のみを受講して一発合格しました。
さらにLEC弁理士講座は初学者向け講座に限らず、数多くのコース・講座を提供しています。特に期間限定で開講される特訓道場はコスパ・タイパ良く苦手を潰すのにピッタリの講座です。
>>LECで 弁理士を目指す方はこちら
この記事を読めば、自分に合った講座を選択できるようになると思います。
▼初学者の方は下記の記事をCHECKしてください。
LEC弁理士の特訓道場とは
LECでは、特定の期間限定で「HR・道場」として特定のテーマに特化した講座が用意されています。
コース・パック講座と比較してお値段がかなり抑えられています(なんと1万円台~!)し、3時間×2~3コマと講義時間も短いのですが、重要なポイントがぎゅっと詰まっており、かなりコスパもタイパもよいです!!
LECのコース・パック講座を受講していなくても単品で購入可能なので、普段は資格スクエアなどLECを受講せずに費用を抑えている方も道場だけはLECで受講するのもおすすめです。
▼こちらの記事で詳しく説明しています
私が道場をおすすめしている理由も詳しく書いてるので是非読んでください♥
LEC弁理士の年末年始道場の種類
2024年の年末年始道場は、2024年12月22日~2025年1月13日まで開催されます。
購入可能期間が短く、2025年1月31日となっているのでご注意ください。
ここからは、各道場を担当される講師ごとに紹介します。特におすすめの道場には、私の経験を踏まえたコメントも添えますので自分にぴったりの道場を見つけてください。
江口講師
江口裕之のテーマ別!PCTと規則全体をエッセンスで学習する特訓道場
「最新改正対応、国内法との対比でPCT9割を目指す」がコンセプトです。
受講料は27,000円です。
短答本試験で出題される条約10問は、合格基準39点を獲得する上で、大きなウエイトを占め、10問中5割程度を占めるPCTの攻略は、条約の合格基準点4点以上の獲得を含め、短答合格を果たす上で不可欠となります。しかし、PCTは広範囲な規則から出題されるため、これらを理解しながら読み込みしかも記憶するための学習には困難を極めます。
一方、PCTの出題問題は、それを解くうえで特許法を含めた上三法のように、高い精度での記憶は要求されず、長文の規則から出題される問題でさえ、その規則の本質となるポイントを理解しさえすれば比較的容易に正答できるという特質があります。
そこで、本講座では、この特質を利用し、広範囲なPCTの規則全体を網羅する一方で、出題対象となるテーマごとに手続きの流れを整理し、それらのエッセンスを平易に理解できるようポイントを説明することにより、情報を極限まで圧縮し、短時間でのPCT攻略を図ります。
さらに、国際特許出願法、特許法184条及び実用新案法48条関連規定を対応させると共に、出題期待値が高い実務上重要な項目については、より踏み込んだ説明を行うことで、PCT8割以上の獲得を目指します。LEC オンラインショップより
たくさんあるLECの年末道場の中でも私の一押しは、何と言ってもこの道場です。私は、条約の中でもPCTがとっても苦手だったのでこの講座を受講していなければ足切りになっていたと思います。
PCTの出題範囲では、条文だけでなく超広範囲な規則からも出題がされるため、ベーシックコースの講座の教材だけでは合格基準点に到達するのが難しいと思います。
かといって、上四法に時間をかけたいので、PCTの勉強ばかりに集中してはいられないため効率的に学習するために、私はこの講座を受講しました。
PCTの問題は、論文必須科目のように、規定細部に関して高い精度での記憶が要求されるわけではありません。
正答率が低い問題でも、規定が意味するところを、ざっくりと理解すれば比較的容易に正答できます。
本講座はこの特質に着目して、全体像と重要部分(エッセンス)のみが濃縮されたものとなっています。そのため、短時間で必要十分な知識を身に着けるのにとっても役立ちました。
>> テーマ別!PCTと規則全体をエッセンスで徹底学習する特訓道場
私の場合はPCTが苦手だったので、上記の道場を受講しましたが、苦手は人それぞれ違うので、下記も参考に自分に合った道場を見つけてみてくださいね♥
納富講師
納冨美和の短答実力診断道場~四法編~
「ズバリ!現時点での実力を診断します。」がコンセプトです。
受講料は、18,500円です。
ズバリ!現時点での実力を診断します。チェックテストを行い、自分のレベル(立ち位置)と合格レベルとの距離を測ります。
本道場で、レベルチェックと共に改正問題に対する対応力も図り、今後の進め方の指針を定めていただきたいと思います。レベル1~5段階のレベルチェックテストで現時点での実力を把握
レベル1~5の段階的に分けた問題で現時点でのレベル診断を行います。
この時期では、レベル3をクリア出来れば順調に進めていると言えるでしょう。まずは、本試験の合格レベルと自分の実力の差を的確に把握しましょう。クリアレベル別の診断結果シートを利用して本試験対策を立てる
診断結果を元に、年明けから本試験までに必要な対策について「診断結果シート」で把握することができます。診断シートを元に、本試験までの進め方を決めて、過不足のない対策を行いましょう。直近数年間の改正関連問題対策を行う
改正ばかりに気を取られてしまうことは良くありません。しかし、だからこそ、現時点で自分が改正対応できているかについて確認することは有益と考えます。改正関連条文のテストで自分の状態を確認しましょう。
最初にレベル別の問題が含まれたチェックテストで自分の立ち位置と合格レベルの距離を計ります。診断結果をもとに、本試験までに必要な対策を立てることができます。
また、チェックテストには法改正問題も含まれているため、過去問の少ない改正条文に関する問題に触れる機会にもなります。
納冨美和の条約BASE道場
「納冨講師オリジナルインプットレジュメを使い条約の「BASE」を作る!」がコンセプトです。
受講料は、通信/通学の選択によって変化しますが、10,000円です。
条約は試験科目としては1科目ですが、実際にはパリ条約、PCT、TRIPs、マドプロ、ジュネーブの5つを攻略しなければなりません。
まず、第一段階として年末年始で条約の「BASE」を作っておきましょう。年明けから本試験までの約5か月で上四法と並行して進めるためには、年末年始の段階で条約の中でも主となるPCT、そしてPCT等の前提となるパリ条約、そして「パリプラスアプローチ」といわれるTRIPsについてある程度仕上げておくことをお勧めします。
講義ではインプット中心に行いますので、チェックテストを持ち帰り、インプットしたことをしっかり復習して年明けの短答対策に進んでください。講義後、今後の進め方についても指示します。オリジナルインプットレジュメを使い条約の「BASE」を作る
過去問を分析し、出題頻度の非常に高い超コアテーマから攻略していきます。PCTを中心として、パリ条約やTRIPsについても早い段階から着実に点数になるテーマを潰していくことで、直前期に慌てることなく、余裕をもって確実に網羅できること間違いなしです。チェックテストを使用し、インプットしたことを復習する
インプットはアウトプットを行ってこそ定着するものです。是非、チェックテストを行ってください。年末年始で、しっかりと「BASE」を構築することで、年明けからの上四法との同時進行が上手く進めるはずです。年明けからの約5か月間の進め方についてのアドバイスを行います
短答本試験は、科目数が多く、条文を参照出来ない試験であり、「時間の使い方」がとても大切です。特に、上四法は、下三法よりもレベルの高い問題が出題されることや、2次試験(論文)、3次試験(口述)にもかかわってくるため、抜かりなく8割を取りたいところです。上四法で8割、全体で45点を採るために、約5か月をどの様に進めるべきかについて、具体的なアドバイスを行いたいと思います。
パリ条約、PCT、TRIPs、マドプロ、ジュネーブの5つが含まれる「条約」の範囲の勉強について、短答試験直前期を乗り切るための基礎を作る講義です。
出題頻度の非常に高い超コアテーマを中心にオリジナルレジュメ、チェックテストにより網羅的に学習できます。
>> 条約BASE道場
宮口聡の四法「準用&例外」規定バスター道場
「意外とよく出る「準用規定」「但し書き」「かっこ書き」「除き書き」を学習する絶好の機会!」がコンセプトです。
受講料は、44,000円です。
最近の短答試験では、準用条文の出題が多くなっているように思います。また、産業財産権法は、特許法がベースとなっているので、実用新案法、意匠法、商標法では、必然的に準用条文が多くなります。更に、特許法の条文が実、意、商で準用されているか否か自体が問われることもあります。
そして、法律には例外(「但し書き」「かっこ書き」「除き書き」)がつきものです。
このように、本道場は、準用規定や例外規定に強くなることを目的としています。短答試験での合否のカギを握る準用条文を一気に制覇!
今年の短答試験では、準用・不準用系の問題だけでも、17枝あります(R6-特実15(ニ)、R6-特実16(ハ)、R6-特実(イ)~(ホ)、R6-商標3-5、R6-商標4-2,3,4、R6-商標(イ)~(ニ))。
また、R5の短答試験では『意60条の10第1項・2項で特43条の2が準用されていないことを訊く問題』が出ましたが(R5-意匠3(5))、正答率が27.8%でした。本道場を受講していれば全然大したことのない問題でした。論文、口述でも、法文集を見ずに、隙間的条文を即答できる実力を身につける。
試験では、メジャーな条文だけでなく、隙間的な条文も出題されます。例えば、R1論文(特実Ⅰ設問1(2))で、特44条1項2号かっこ書が出題されています。口述でも、R3口述(2日目)で、特163条1項かっこ書が出題されています。こういった隙間的な条文も、論文試験や口述試験で即答できるようになりましょう。
最近の短答試験では、準用条文の出題が多く、特許法の条文が実、意、商で準用されているか否か自体が問われることもあります。また、「但し書き」「かっこ書き」「除き書き」に苦手意識がある方も多いと思います。
本講座では、準用条文を一気に総ざらいできる内容となっており、宮口先生の「伝説の板書集」も手に入るお得な講座です。
馬場信幸の審判完全攻略道場
「年末に審判・異議・審取を攻略!」がコンセプトです。
受講料は、通信/通学の選択によって変化しますが、18,500円です。
弁理士試験の合否を分けると言っても過言でないのが「審判」の分野です。短答試験では特許法10問、四法で16問が審判に関する枝が含まれて出題されています。
また、近年では論文試験でも必須であり、例えば特許法では令和3年無効審判、令和4年訂正審判、令和5年拒絶査定不服審判、延長登録無効審判と毎年出題されいます。
しかし、多くの人に取って苦手な内容も審判です。年末年始を利用して審判を完全攻略して、来年の弁理士試験の合格を確実にしましょう。審判の流れを攻略しよう!
審判は一番重要なのは流れを理解することです。特に無効審判の流れは、理解していないと短答試験、論文試験とも問題を見ても解くことができません。まず、前半の講義において審判の流れをしっかり理解しましょう。審判便覧を攻略しよう!
条文だけで理解できないのが審判です。審判の細かい手続は審判便覧に記載があります。しかし、普段の学習では審判便覧の規定まで確認するのは時間もないと思います。年末年始を利用して、審判便覧の細かい規定を攻略しておきましょう!短答問題を利用して審判を完璧に攻略しよう!
道場の最後の総仕上げでは、「短答100枝切り」を解いてもらいます。問題を解くことで、審判の知識が定着したか否かを確認しましょう。
審判が苦手な原因の一つは「審判の流れを理解」をしていないことです。条文通りに学習するだけでは知識が定着しません。
本講座では、審判の流れについて整理し、条文の知識を定着させることができます。
新春宮口模試&条約紐付け道場
「新春模試で知識と現場思考力を身につけると共に、質問頻度の高い事項を潰していくことで、「わからない」状態からの脱却を図る!」がコンセプトです。
受講料は、27,000円です。
新春最初の道場が模試なんて、まさに縁起物です。正月気分からいち早く脱却し、勉強モードに突入するための良いきっかけにしてください。
また、苦手意識を抱いている人の多い条約を国内法と結びつけることにより、知識の強化・合理化を図ります。実際の短答試験で必要とされる知識、感覚、集中力が身に付く!
1コマ目は、実際の短答試験同様、3.5hフルに闘ってもらいます。問題は、最近の傾向・形式を踏まえ、私(宮口)が作成・セレクトし、全法域にわたり60問出題します。採点は自己採点ですが、氏名無記名で点数だけ提出してもらいます(通学受講生のみ)。これにより、平均点、及び合格ラインを提示します。解説講義と質疑応答でその日のうちに、復習完了!
2コマ目の2.5h講義で解説講義と質疑応答を実施します。知識型の問題に弱いのか、現場思考型の問題に弱いのか、特定の科目に弱いのかを見出すことで、今後の勉強方針の方向性も見出すことができます。限られた時間内で60問全ての解説講義はできませんが、ポイントをしっかりおさえた解説冊子が付いているので安心です。機能的にまとめられた条約紐付けレジメを用い、億劫になりがちな条約を効率よく学べる!
3コマ目は条約紐付け講義です。
条約と関連性がある国内法の条文をピックアップし、紐付けします。これにより、条約の知識を忘れても国内法の知識が保険となるし、趣旨問題が出たときに条約の条文を出すことで急場を凌ぐことができます。
まず3時間半で宮口先生オリジナルの最新の傾向を踏まえた模擬試験を受け、解説講義と質疑応答を行います。
さらに、短答試験科目における質問の中から、条文や青本等を調べても解決できないような高難度だが高頻度な質問を集めた「厳選質問100」というテキストに基づいた講義も含まれています。
佐藤講師
佐藤卓也のスピードフリー:条約高速理解
「講師のマーキングで理解が加速する」がコンセプトです。
受講料は、64,100円です。
世間では、短答試験の最後は条文の素読が効果的と言われていますが、素読を『ただ条文を読んで覚えること』だと勘違いしている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、法律学習における素読とは、条文の文言が何を意味し、どのような場面で使われるかをイメージできる能力を養うことです。そのためのツールとして過去問題集がありますが、過去問題集は問題文や解説が長く、記憶に残りにくいことが多いです。
そのため、試験で結局何が問われているのかを一言で言い換え、その短いフレーズを覚えることが本試験の短答対策には不可欠です。そこで本道場では、条文ごとに記憶すべき事項をコンパクトにまとめ、多くの情報を盛り込んだものを使って説明していきます。
試験勉強法の一つに線を引いて覚える方法がありますが、これは複雑な条文を読みやすくするための手段であり、線を引くだけで学習が完了するわけではありません。そこで、講義で使用するパワーポイントにはあらかじめ線引きが施されています。これにより受講生は講義に集中することができます。また、講義内容をすぐに復習できるように、その内容を紙媒体のテキストとしてお渡ししています。年末年始道場の6つの攻略ポイント!
条文説明をシンプルに
条文は原則として項単位で説明。スッキリ理解できる!条文の短答試験出題箇所にマーキング
過去の短答試験で出題された箇所が効率的に把握できて分かりやすい!要点を一行でスッキリ整理
各ポイントを一行程度で簡潔に言い換え、頭にスッと入る!出題実績に基づく確かなマーキング
30~40年前までの出題実績を徹底分析!紙媒体のテキストと併用で学習効率アップ
紙媒体のテキスト「KANTAKU」を併用すれば、理解も進み、復習も手軽に回せる!短時間で学べるチャプター制
1チャプター15~20分の講義で、効率的に進められるから学びやすい!
LEC弁理士の特訓道場のおすすめ講座まとめ
今回は私自身の経験をもとに、「知識ゼロから働きながら一発合格を目指す」という観点で、LECおすすめの特訓講座を紹介しました。
特訓講座はコスパが良くおすすめですが、期間限定のため販売期間に注意が必要です!受講したい!と思った講座があればしっかり販売期間を確認して忘れないように手に入れてくださいね。
皆様の講座選びに少しでも役に立てれば嬉しいです!
LECの講座だけでなく弁理士試験一発合格を目指すためにおすすめ予備校講座・教材を、重要度ごとに解説している下記の記事もCHECKしてみてください♥
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