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【2024年】弁理士試験の予備校・通信講座6社を一発合格者が徹底比較

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弁理士試験に一発合格!予備校・通信講座全6社徹底比較!

このブログは、知識ゼロの特許初心者だった私が、OLとしてフルタイムで働きながら弁理士試験に一発合格した経験をもとに書いています!!

弁理士試験受験生

弁理士試験の勉強を始めようと思うのですが、予備校選びに迷ってて…
絶対に一発合格したいんですが、どれを選ぶのがいいですか?

さくら

比較サイトはたくさんありますが、一発合格(短期合格)にこだわって解説しているサイトはないですよね。
今回は、一発合格した私の経験をもとに独自の観点で比較しながら解説しておすすめを紹介するので是非参考にしてください♥

この記事を読むことで、「働きながら、知識ゼロから一発合格(短期合格)を目指す」という観点で6社を比較でき、この観点でのおすすめランキングを知ることができます。

弁理士試験に合格するためには予備校・通信講座の活用が必須

弁理士は「理系最高峰の資格」とも言われ、弁理士試験の難易度はとても高いです。その試験範囲は非常に広く、深い専門知識が求められるため、独学での合格は極めて難しいです。

▼弁理士試験の概要

予備校・通信講座には、何十年もかけて過去問から出題傾向を分析し続けてきた独自の対策ノウハウがあります。そのため、非常に広い試験範囲から頻出分野を選び、メリハリをつけて効率的に学習することができます。

また経験豊富なベテラン講師による解説によって、馴染みのない専門知識も理解しやすくなります。

予備校・通信講座を活用することで、無駄な回り道を回避でき、必要な勉強時間を大幅に短くできるため、働きながら短期合格したい受験生にとっては特に活用必須です。

しかし、どの予備校・通信講座を選んでも働きながら短期合格できるわけではありません。この記事では、「働きながら、知識ゼロから一発合格(短期合格)を目指す」という観点にこだわって、予備校・通信講座のおすすめランキングをお伝えします。

弁理士試験の予備校・通信講座6社 比較表

2023年時点で弁理士試験の対策講座を展開している予備校・通信講座は主に下記の6社です。

  • LEC(東京リーガルマインド)
  • 資格の学校TAC
  • 代々木塾
  • 資格スクエア
  • アガルート
  • スタディング(STUDYing)

この6社はいずれも、初学者(初めて弁理士試験の勉強をする方)向けコースを提供しています。各社の初学者向けコースの講座名を受講料順に示すと下記の通りです。

▼下記の表は4月開講のコースを示しています。夏以降に勉強を開始するならこの記事

※いずれも通常時の価格で、キャンペーンなどによって安くなっている場合があります。

会社名講座名受講料
LEC1年合格ベーシックコース505,000円
TAC1年本科生385,000円
代々木塾論文短答入門コース158,400円
資格スクエア基礎・短答・論文パック270,000円
アガルート総合カリキュラム178,000円
スタディング基礎・短答・論文 総合コース99,000円

実際に校舎を構える予備校であるLEC・TAC・代々木塾は比較的受講料も高く、通信講座のみの資格スクエア・アガルート・スタディングはリーズナブルです。

また、各社が売りとしている特徴は下記の通りです。

会社名特徴
LEC圧倒的な合格実績!一発合格者の5人に4人がLEC出身。有名講師複数在籍。
TACLECと並ぶ大手。LECよりは費用が安い。2年合格を目指す独自コースあり。
代々木塾少人数で質の高い個別指導。長い歴史で蓄積された豊富なノウハウを学べる。
資格スクエア圧倒的な講義時間でコスパ最強。論文添削や質問機能などサポート体制充実。
アガルート合格率を唯一開示。合格したら全額返金+お祝い金あり。
スタディング業界最安値。教材もすべてデジタル化。

弁理士試験一発合格の観点でのおすすめランキング判断基準

今回の記事では、「働きながら、知識ゼロから一発合格(短期合格)を目指す」という観点にこだわって、おすすめランキングをお伝えします。

この観点にこだわっているので、下記のような方にとってはランキング順位は必ずしも当てはらまらない可能性があることはご了承ください。

  • すでに、ある程度弁理士試験の試験範囲の知識を有している方
  • 専業受験生で毎日8時間以上試験勉強に充てられる方
  • 2年以上の長期スパンで合格を目指している方

でも、6社それぞれの特徴を詳細に比較していくので、上記のような方にも、もちろん参考になる部分は大いにあるはずなので是非参考にしてくださいね!

さくら

予備校比較サイトは数あれど、この観点にフォーカスして予備校を比較しているサイトは他にないのではないかと思います!!

それでは、「働きながら、知識ゼロから一発合格(短期合格)を目指す」という観点で弁理士試験の予備校・通信講座をランキングするうえで、優先した判断基準を紹介します。

優先度1:初学者向けコースに含まれるカリキュラム(講義・教材)の内容

働きながら、知識ゼロから一発合格(短期合格)するためには、いかに少ない勉強時間で知識ゼロから合格ラインまでレベルアップできるかが鍵になります。

弁理士試験合格者の平均勉強時間は約3000時間と言われていますが、これは1年半で合格すると仮定しても毎日5時間以上勉強しないといけない計算になります。働きながらでこれだけの勉強時間を確保するのは現実的ではないですよね。

そこで、効率的に勉強できる予備校・通信講座の講義を受講して、合格までに必要な勉強時間を大幅に減らすことが最も重要です。

私自身、働きながら一発合格しましたが、総勉強時間は約1000時間でした。これだけの勉強時間で済んだのは適切な講座を選択し、効果的に活用できたからだと考えています。

私は、弁理士試験の勉強を超効率的に進めるために必要なことは、下記の3ステップで勉強を進めることだと気づきました。

  1. 「体系軸」の視点(法体系を大きく枠でとらえる視点)で知財法の全体像を把握する
  2. 全体像を意識しながら「逐条軸」の視点(1つ1つの条文を掘り下げる視点)で理解を深める
  3. 2つの視点を常に持ち、両面から知識を定着させていく

この考え方については、下記の記事で詳しく解説しています。

そのため、下記の条件を満たす2つの講義がしっかりと1→2の順で段階を踏んで含まれていることを判断基準の第一優先としました。

1.知財法の全体像をつかむための「体系軸」の講義

  • 法律知識の全くない初心者でも、ゼロから知財法の全体像を把握できる
  • 条文そのままの言い回しではなく、初心者でも理解しやすい表現で講義が進む

2.条文ごとの理解を深めるための「逐条軸」講義

  • 1条から順に、キーワード・要件・語尾など細部を解説する
  • その条文に関連する趣旨や判例も含めて解説する

この観点で、各社の初学者向けコースに含まれる講義を確認し、ランキングに反映しました!

優先度2:合格実績

2番目に重要視したのは合格実績です。

実際に弁理士試験の合格者をたくさん輩出しているという事実は、当然、その講義やサービスの質を裏付けるものになります。

また、自分も同じ講座で勉強すれば合格できる確率が高いに違いないという安心感にもつながります。このような精神的な支えの面でも重要です。

今日紹介する予備校・通信講座は、歴史が古いものから最近サービスが開始されたものまで様々ですので、あくまで最近の合格実績に焦点を当てて比較します。

実は弁理士試験の予備校・通信講座の多くは合格率をはじめとする実績に触れない傾向にあります。逆に、合格実績をしっかり公開してアピールしている予備校・通信講座は信頼感があるので、ランキングの考慮に入れました。

優先度3:コストパフォーマンス

3番目に重要視したのはコストパフォーマンスです。

同程度の質・量の講座であれば、当然価格が安いに越したことはありません。

弁理士試験対策は、初学者向けコースだけで完結するものではなく追加で法文集・問題集などの書籍を揃えたり、苦手を克服するための短期の講座を受講したりする必要があります。

▼弁理士試験合格に必要な講座・教材一覧の記事

初学者向けコース講座の価格を抑えることで他の講座や教材にコストを割くこともでき、さらに合格の可能性を高めることができます。

弁理士試験一発合格の観点でのおすすめランキング

いよいよ、上記判断基準に基づいてつけたランキングを発表します!!解説した判断基準に基づいて、なぜその順位にになったのかも解説しますね。

LEC(東京リーガルマインド)は、圧倒的な合格実績を有する大手予備校です。私自身、LECの初学者向けコースを受講して働きながら一発合格しました!

第1位:LEC 東京リーガルマインド

LEC社名ロゴ

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▼LECの詳細なメリット・デメリット、キャンペーン情報

1.初学者向けコースに含まれるカリキュラム(講義・教材)の内容

1年合格ベーシックコースには、下記の講座がすべて含まれます。

LEC弁理士1年合格ベーシックコースのカリキュラム

これらのうち、”入門講座”「体系軸」の講義に、”短答基礎力完成講座”「逐条軸」の講義に該当するため、第一優先の判断基準を満たしています。

入門講座は、知的財産法の基本を学び、法体系を大きく捉えることで弁理士試験合格のために不可欠な土台を築き、以後の知識定着を容易にする講座です。

入門講座では、条文番号に関係なく、全体像を理解しやすいテーマ順に構成されているので、全くの初学者でもつまづくことなく、大枠を捉えることができます。

また入門講座で使用するレジュメでも、条文そのままの言い回しではなく、聞きなれた表現や箇条書き等を用いて整理されているため、法律知識がなくても抵抗なく進むことができます。

短答基礎力完成講座では、短答試験で出題されやすい箇所を中心に、条文を1条から分かりやすく解説していく講座です。入門講座で土台を築いた後にこの講義を受けることで、各条文の細部まで知識の定着が容易になります。

短答基礎力完成講座で使用する短答アドヴァンステキストでは、1条ごとに条文が記載された後に、当該条文の趣旨で抑えるべきキーワード、関連する判例が記載される形式になっています。そして実際にその条文に関連する過去問も掲載されているので、それを見ながら頻出ポイントを確実に抑えていくことができます。

このように、初学者向けコースの講義の内容については、まさに超効率的な勉強を可能にする構成になっていることがわかります。

▼LEC1年合格ベーシックコースを使って一発合格する方法

LECには1年合格ベーシックコース以外にも初学者向け講座がいくつかあります。選び方は下記記事を参考にしてみてくださいね。

▼その他のおすすめ講座に関する記事はこちら

2.合格実績

初回受験合格者の5人に4人がLEC初学者コース出身とのことで、一発合格を目指す方にとっては、何より信頼がおけるデータです。合格実績は十分と言えます。

弁護士用訴求。

3.コストパフォーマンス

LECの初学者向けコースは、本日紹介する中で最も高いです。前述した通り合格実績にも裏付けられた最高の講義を展開しているため、コストパフォーマンスとしては決して悪いわけではありません。

ただし、東京や大阪に校舎を構えるので運営コストがかかること、ブランド力を考慮した強気の価格設定となっていることから、講義の質を考慮してもまだ少し割高であることは否めません。

4.その他

実力派講師陣

LECには、納富先生や江口先生、宮口先生など実力派の有名講師が多い点もアピールポイントです。自分のフィーリングでどの先生を選んだとしても、多数の受験生を合格させてきた実績のある講師の授業を受けることになるので安心です。

▼講師は誰を選べばよいか迷う方はこちらの記事も参考にしてください。

的中実績

LECの教材や模試に登場した問題が本試験問題でズバリ的中したことが何度もあります。弁理士受験指導歴30年という長年の経験のたまものです。

自習室完備

校舎には自習室が完備されており受講者は講義がない日も利用することができます。通学できる範囲に校舎がある方にとっては、この点は通信講座にはないメリットです。

▼通信か通学どちらにするか迷う方向けの記事。

まとめ

LECは、本日紹介する6社のなかで最も費用が高いものの、それを抑えるほどの充実した講義内容と、信頼のおける合格実績があるため第1位としました。

初回受験合格者の5人に4人がLEC初学者コース出身という圧倒的な実績に裏付けされた講義内容・ベテラン講師の質は最高峰。安心して一発合格を目指すにはLEC以外の選択肢なし!と言えます。

一方で、合格実績を重視せずもう少しコストを抑えて弁理士試験に挑戦したい方には2位以降の予備校・通信講座が候補になります。

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第2位:資格スクエア

資格スクエアは、忙しい社会人向けにオンラインに特化した講座を提供しており、コストパフォーマンスを売りにしています。

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▼資格スクエアの詳細なメリット・デメリット、キャンペーン情報

1.初学者向けコースに含まれるカリキュラム(講義・教材)の内容

基礎・短答・論文パックには、基礎固め3ステップ(入門講座/基礎講座/青本講座)、論文対策3ステップ(書き方講座/解き方講座/実践講座)、短答対策講座と、3フェーズ7講座で構成されています。

資格スクエア「基礎・短答・論文パック」のカリキュラム
「基礎・短答・論文パック」のカリキュラム

これらのうち、”入門講座・基礎講座「体系軸」の講義に、”青本講座・短答対策講座”「逐条軸」の講義に該当するため、第一優先の判断基準を満たしています。

入門講座・基礎講座は、法律の解釈の基本を理解しながら学習し、試験合格までに求められる一通りの知識をインプットする講座です。

大前提の「法律の基礎知識」から始めて、特許法・意匠法・商標法など各法律の特徴へと順を追って解説されるため、法律の勉強が初めてでも安心して受講できます。

青本講座は、論文対策講座に含まれる、基礎講座の内容を条文ごとに青本理解の観点で焦点を当てなおす講座です。各条文に含まれる言葉の定義や趣旨の解説を受けることで条文の理解が深まります。

短答対策講座は、短答式試験の問題(過去問)の解答解説を通じて、重要なポイントを条文ごとに解説する講座です。細かい論点に対応できる知識を徹底的に学びます。

このように、資格スクエアもLECと同様に初学者向けコースの講義の内容については、まさに超効率的な勉強を可能にする構成になっていることがわかります。

▼資格スクエア「基礎・短答・論文パック」を使って一発合格する方法

2.合格実績

資格スクエアは公式には合格実績を公開していないようです。

3.コストパフォーマンス

資格スクエアの初学者向けコースは、本日紹介する6社の中では中間の価格で、通信講座3社の中では最も高いです。

一方で、費用対効果という観点では6社の中で最高と言えます。資格スクエア自身その高いコストパフォーマンスを売りにしています。

コストパフォーマンスのカギとなるのは圧倒的な講義時間です。受講料はLECの半額以下にもかかわらず、講義時間の合計は大手予備校の講義時間を超えます。単に講義時間が長いだけでなく前述したようにその講義内容は超効率的な勉強を可能にする構成になっており文句の付け所がありません。

また、割引やキャンペーンが頻繁に行われており、さらにお得な価格で申し込みができる可能性があります。お得な割引やキャンペーン情報は、無料会員登録を行い、資料請求講座説明会などを申し込んだ方にメールマガジンの形式で配信されます。

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4.その他

講師に気軽に質問可能

分からないところは講義画面からワンクリックでいつでも質問できます。そのため質問の手軽さは、通学型の予備校以上です。また、他の受講生から寄せられた質問と回答の一部を見ることもでき効率的に講義の疑問点が解消されます。

講義動画の倍速機能が驚きの21段階

講義動画の再生速度は、1倍から3倍まで、0.1倍刻みに21段階の微調整が可能。これにより1時間の動画を最短20分にすることもできます。1周目は聞き取りやすい速さ、2周目以降は聞き取れるぎりぎりで学習効率を最大化できます。

私自身、受験生時代に倍速再生機能を活用して勉強のメリハリをつけていたので、この機能はポイントが高いです!

通信講座ながら講義に使用するテキストは製本タイプ

通信講座なのでテキストもウェブテキストのみで紙の教材がないのでは?と心配される方もいるかもしれませんが、資格スクエアの講義に使用されるテキストは紙で製本された状態で届きます。PDF版テキストのファイルもあるので自分に合った方で学習を進めることができます。

まとめ

合格実績は開示されていないものの、初学者向けコースに含まれる講義の内容、コストパフォーマンスに優れた資格スクエアを2位としました。

資格スクエアは弁理士試験に一発合格するのに十分なカリキュラムを有しており、コストパフォーマンスとしては最高。まだ新しい通信講座ということもあり合格実績は非公開だが、それを気にしないのであれば資格スクエアを選ぶべき!と言えます。

LECの合格実績にそれほど大きな魅力を感じないのであれば、一発合格を目指す方にとって最善の選択と考えます。

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第3位:アガルート

アガルートは、弁理士講座を提供する予備校・通信講座の中では最後発ながら、通信講座の中で唯一合格率を公開しており、コストの安さもさながら受講料が実質無料になる合格特典も売りにしています。

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1.初学者向けコースに含まれるカリキュラム(講義・教材)の内容

総合カリキュラムには下記の全ての講座が含まれます。

  • 総合講義100
  • 短答知識完成講座
  • 短答過去問解説講座
  • 論文答案の「書き方」
  • 論文過去問解説講座

これらのうち、”総合講義100”「体系軸」の講義に、短答知識完成講座「逐条軸」の講義に該当するため、第一優先の判断基準を満たしています。

総合講義100は、法律の学習経験が一切ない人向けに約100時間で必須4科目について最終合格することができる知識を習得するための講座です。いわゆる入門・初級・基礎講座に該当するものです。

1周目に単元ごとの基本的な知識が説明され、次に2周目として1周目で説明した知識の復習をしつつ応用的な知識や横断的な知識を学べる2周構成になっていることも全体像が把握しやすい構成と言えます。

短答知識完成講座は、短答式試験で出題される細かい知識(短答プロパー知識)に特化した講座です。全部で約35時間と短いので、1条から順に細部を解説していくというよりは、短答試験に頻出の箇所に絞って短い講義時間で十分な知識を身に付けることを目的としています。

このように、初学者向けコースの講義の内容については、体系軸の講義→逐条軸の講義と進む構成になっていることがわかります。

ただし、下記の点が気になりました。

  • 体系軸の講義は上四法のみを対象としており、下三法についてはいきなり逐条軸の講義から始まること
  • 逐条軸の講義(短答知識完成講座)が全部で約35時間と講義時間が少ないこと

初学者向けコースに含まれる講義の内容については、前述のLEC・資格スクエアの方が優れていると言えます。

2.合格実績

アガルートは合格率40.91%と公開しています。令和4年度の弁理士試験の最終合格率は6.1%のため、6.71倍とアピールしています。

アガルートの合格率
アガルートの合格実績

3.コストパフォーマンス

アガルートの初学者向けコースの受講料は、同じ通信講座である資格スクエアと比較しても安価です。さらにキャンペーンや割引が多く準備されており、合格者へはお祝い金も用意されています。

アガルート弁理士講座の割引制度と合格特典
アガルートのお得な割引制度

特に合格特典は、受講料全額返金+お祝い金3万円というのは驚きです。合格率40%超えで赤字にならないのかと心配してしまうほどです笑

4.その他

フルカラーでわかりやすいテキスト

テキストはフルカラーで分かりやすいレイアウトなど工夫が随所に見られます。予備校や通信講座のテキストは白黒が基本ですので、視覚的な見やすさは他にない特徴です。

図表も豊富に盛り込んだ設計となっているので、見やすさはもちろん、内容のわかりやすさにもこだわりを入れたテキストに仕上がっています。

まとめ

初学者向けコースに含まれる講義の内容は、LEC・資格スクエアに次ぐ形になりましたが、その分受講料も安いためコストパフォーマンスとしては相応と言えます。また通信講座の中で唯一合格率を公開しており、信頼感があることから第3位としました。

アガルートは弁理士試験に一発合格するのに必要なカリキュラムを有しており、プラスアルファで他の単発講座や教材と組み合わせるとなお良し。受講料が実質無料になる合格特典は他になく受験生ファーストな通信講座。コストパフォーマンスと安心の合格実績の両立を求めるならアガルートを選ぶべき!と言えます。

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第4位:資格の学校TAC

TACもLECと並ぶ大手の予備校で、資格予備校大手の強みを生かした独自のカリキュラムが売りです。

資格の学校TAC

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>>資格の学校TAC<弁理士>各種コース開講

1.初学者向けコースに含まれるカリキュラム(講義・教材)の内容

1年本科生には下記の全ての講座が含まれます。

  • 基本講義(体系編)
  • 基本講義(逐条編)
  • 基本講義(論文編)
  • 短答基礎答練、短答応用答練、短答的中答練
  • 論文基礎答練、論文応用答練

これらのうち、”基本講義(体系編)”「体系軸」の講義に、”基本講義(逐条編)”「逐条軸」の講義に該当するため、第一優先の判断基準を満たしています。

基本講義(体系編)は、弁理士試験合格に必要な範囲をすべて網羅し、知識の土台を固める講義です。

基本講義(逐条編)は、条文に基づき短答対策と論文対策を同時に学習できる講義です。

このように、初学者向けコースの講義の内容については、まさに超効率的な勉強を可能にする構成になっていることがわかります。

2.合格実績

TACは合格実績を公開していません。

3.コストパフォーマンス

TACの初学者向けコースの価格は、同じ通学可能な大手予備校であるLECと比較するとやや安くなっています。それでも本日紹介する6社の中では2番目の高さです。

またコース料金に加えて10,000円の入会金が必要になることは要注意です。

4.その他

独自カリキュラム「2年本科生」

TACには、本日紹介した「1年本科生」とは別の「2年本科生」というコースがあります。これは1年目に短答試験合格、2年目に論文試験合格と計画的に最終合格を目指す安心のロングコースです。

弁理士試験対策にじっくり2年はTACだけ!
TAC 弁理士 2年本科生

他の予備校・通信講座でも次年度合格までカバーする形になっているコースも存在しますが、最初から計画的に2年合格を目指すコースがあるTACのみです。

私個人的には、短答免除を狙わない一気合格をおすすめしているため、このランキングにおいては加点ポイントにはなりません。

まとめ

TACの初学者向けコースに含まれる講義内容は充実しているものの、合格率を開示していないのはLECに大差がつけられているからではないかと想像します。費用も大差ないためLECの下位互換感はぬぐえず、どの項目でも突出したメリットがないため4位としました。

TACの最大の売りは、上述した「2年本科生」と考えられます。今回は「働きながら、知識ゼロから一発合格(短期合格)を目指す」という観点でのランキングのため、下位となりましたが、2年計画を目指すと決めた方には最も適した選択肢となります。

1年計画とするか2年計画とするかで迷っている方は、まずは下記の公式サイトから資料請求だけでもしてみてはいかがでしょうか。

\資料請求する/

>>資格の学校TAC<弁理士>各種コース開講

第5位:STUDYing

スタディングは、オンラインのみで完結するカリキュラムが売りの通信講座です。業界最安値のコース料金が売りです。

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1.初学者向けコースに含まれるカリキュラム(講義・教材)の内容

基礎・短答・論文 総合コースには下記の全ての講座が含まれます。

これらのうち、最初の基礎・短答講座が「体系軸」の講義に該当するのか確認してみました。

しかし、この講義は「手続きの流れ」・「条文の理解」を中心に基礎的な知識を習得する講義であり、いきなり逐条軸の解説が始まる形です。

”条文になじみのない初学者でも内容を理解できるようにしています。”とありますが、全体像を掴みきれていない最初の段階から条文ごとにフォーカスした解説が行われるのは、初学者にとっては理解のハードルが高いです。

そのため、知識ゼロから一発合格することは難しい講義構成となっていると考えます。

2.合格実績

スタディングは、合格実績を公開していません。

3.コストパフォーマンス

今回取り上げた全6社の弁理士講座の中で最も費用が安いです。10万円以下で初学者向けコースを提供しているのはスタディングだけです。さらに最終合格で10,000円の合格お祝い金がもらえます。

完全オンラインサービス化して運用コストを削減することで費用抑えている面もありますが、講義の時間・内容は他の通信講座よりコンパクトなものとなっており、正直、価格相応と感じます。

4.その他

全ての教材がデジタルテキスト、冊子版テキストはオプション

基本的に全てのテキストをデジタルテキスト化することで、低価格を実現しているため、冊子版のテキストを発送してもらうにはプラスで16,500円が必要です。

論文対策講座に添削サービスなし

論文対策講座では、解説講義で「模範答案」・「不合格答案」に基づき「答案作成のノウハウ」も解説されます。最初から添削サービスなしの前提のため、「採点基準シート」は、自己採点で、書き方の矯正ノウハウが得られる作りとなっていることを売りにしています。

私は論文対策において、少なくとも数回は添削を受けて客観的に自分の答案に指摘をもらった方が、改善点がつかみやすいと考えているため、ここはデメリットと考えます。

まとめ

スタディングの初学者向けコースは、体系軸→逐条軸の順に学べるように構成されていません。知識ゼロから一発合格を目指すという観点では条件を満たしていないため、5位としました。

コスト面では最安値のため、一発合格にこだわっておらず、独学に代わる選択肢として気軽に弁理士試験に挑戦したい方にとっては検討の余地ありと考えます。

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第6位:代々木塾

代々木塾は、本日紹介する6社の中で唯一、弁理士試験対策に特化した予備校で歴史も深いです。少人数でのゼミ形式での講義も行っており、単なる試験対策にとどまらず弁理士として必要な考え方を学べる講義を売りにしています。

代々木塾
代々木塾

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>>代々木塾

1.初学者向けコースに含まれるカリキュラム(講義・教材)の内容

代々木塾の論文短答入門コースに含まれる講座は下記の通りです。

  • 論文講義基礎講座:論文用のテーマに従って、制度の内容や規定の内容を解説
  • 論文演習基礎講座:論文講義基礎講座のテーマに合わせて、答案練習をする講座
  • 短答条文解析講座:特許法から不正競争防止法まで、条文の順番に条文の意味内容を解説する講座
  • 短答演習基礎講座:短答条文解析講座の条文に合わせて答案練習をする講座
  • 短答答練会
  • 論文答練会

全体像を把握するための講義はなく、いきなり論文試験対策の講義から始まります。

「入門コース」とあり一応初学者向けコースではあるのですが、実情は受験経験を積んだ、ベテラン受験生を対象にした講座と思われます。知識ゼロの初学者にとっては理解のハードルが高いため、おすすめできません。

2.合格実績

代々木塾は、合格実績を公開していません。

3.コストパフォーマンス

通学できる予備校の中では一番安いですが、初学者向けコースに含まれる講義の内容がおすすめできるものではないため、コストパフォーマンスが良いとは言えません。

4.その他

少人数でハイクオリティなゼミを開催

少人数でのゼミ形式での講義も行っており、受講生の疑問をすぐにその場で解決できるような環境が整えられています。また、単なる試験対策にとどまらず弁理士として必要な考え方を学べることを売りにしています。

ただし、講義は都内水道橋駅付近の貸教室のみで行われており、通学できる方は限られます。

長い歴史により培われたノウハウ

代々木塾は昭和56年に開設され、多くの受験生をサポートしてきた経験とノウハウを生かし、生徒一人ひとりの傾向に合わせた指導法が確立されています。

少人数ゼミには定評がある予備校のため、すでに弁理士試験勉強を始めている方には選択肢に入る予備校と言えます。

まとめ

代々木塾は、初学者が基礎から効率的に学習できる講義がコースに含まれておらず、残念ながら知識ゼロから一発合格を目指すという観点では、残念ながら第6位としました。

2000年代前半までは、弁理士予備校と言えば代々木塾だったそうですが、LEC等の台頭で現在は状況が変わっています。

弁理士試験一発合格を目指すための予備校、通信講座のまとめ

本日紹介した6社について、「働きながら、知識ゼロから一発合格(短期合格)を目指す」という観点での評価をまとめると下記の通りです。

講義の内容合格実績コスパ
1位 LEC
2位 資格スクエア
3位 アガルート
4位 TAC
5位 スタディング
6位 代々木塾

予備校・通信講座は一発合格のために必須の手段です。しっかり活用して合格を勝ち取りましょう!!

▼講座の申し込み時期や目標とするべき合格年度がわからない方はこちら

▼予備校・通信講座を活用して効率的に勉強を進める方法はこちら

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