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理系最高峰の国家資格「弁理士」を解説!メリット・仕事内容・就職先

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”理系最高峰の国家資格”
「弁理士」を解説!
資格取得のメリット
仕事内容・就職先

このブログは、知識ゼロの特許初心者だった私が、OLとしてフルタイムで働きながら弁理士試験に一発合格した経験をもとに書いています!!

弁理士試験合格者

弁理士試験を受けるか迷っています。合格したらどんな仕事ができるのかイメージできたら受験を決意できると思うのですが…。教えてください!

さくら

私は企業の知財部で働いているのですが、弁理士資格を持っています!今日は私の経験も交えて弁理士の仕事について解説します♥

この記事を読むことで、弁理士としての働き方を具体的にイメージできるようになると思います!

弁理士とはどんな資格?

皆さんは弁理士とはどんな資格かご存じでしょうか?

「理系の弁護士」などとも言われる弁理士ですが、その知名度は低く、「なにそれ、便利屋?」などと悲しい反応を受けることもしばしば…

確かに弁護士や会計士ほど知名度がなく、普段どのような仕事を行っているのか、わかりにくいと思われている方が多いのではないでしょうか。

全国の弁理士数は11,000人を超えていますが、弁護士(約44,000人)や会計士(約37,000人)と比べると全然少ないですね。

最近は世の中の知財意識も高まりつつあり、2023年春スタートの連続ドラマ「それってパクリじゃないですか?」では、ジャニーズWESTの重岡大毅さんが弁理士役を演じられるということで少しずつ知名度が上がるのではと期待しています。

ドラマ「それってパクリじゃないですか?」で弁理士役を演じられるジャニーズWESTの重岡大毅さん
それってパクリじゃないですか?公式HPより

弁理士とは知的財産法に関する専門家

弁理士とは、特許法を代表とする「知的財産法」に関する専門家で、理系最高峰の国家資格者です。

「知的財産」と聞くと、小難しいイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、「著作権」や「特許」という言葉は、特に最近ニュースなどでもよく聞くようになりました。実は私たちの周りには知的財産があふれているのです。

私たちの身の回りにある知的財産
身近な知的財産 知的財産教育協会HPより

後述するように弁理士には、その資格を保有している者以外は取り扱うことが法律上禁止されている業務=独占業務が付与されています。

同じように知財に関係する国家資格として、知的財産管理技能士がありますが、こちらには独占業務は付与されていません。

つまり知的財産に関する専門家としての仕事を行うためには弁理士資格が必要不可欠なのです。

弁理士になるためには

弁理士になるためにはまず弁理士試験に合格する方法がメジャーです。

弁理士試験は年に1回しか開催されず、合格者の平均勉強時間が約3000時間、合格率は例年10%以下です。弁理士のほとんどはこのような難関試験を潜り抜けてきた猛者ということですね!

弁理士試験には必要な受験資格がなく誰でも受験することができます!もちろん年齢制限もないので学生さんでも受験可能です。

弁理士試験に合格し、実務修習を終えた人には「弁理士となる資格」が与えられます。

「弁理士となる資格」を与えられた者は弁理士登録することにより弁理士になることができます。

なお、上記ルートとは別で「弁護士資格を有する者」、「特許庁において審判官又は審査官として審判又は審査の事務に従事した期間が通算して7年以上になる者」にも「弁理士となる資格」が与えられます。

弁理士になる方法
弁理士になる方法

弁理士にまつわる統計

そんな弁理士にはどんな人がいるのでしょうか。いくつかの切り口で弁理士の統計を見てみましょう。(出展:日本弁理士会 会員分布状況

弁理士の最終学歴(文系・理系)

弁理士は法律系の資格にもかかわらず理系出身者が多いです。これは弁理士の業務の中でも特許を専門とする方の人数が多く、技術的な理解が求められることが理由です。弁理士試験の選択科目にも理工系の科目があります。

文系出身の弁理士は主に商標や著作権を専門としている方が多いです。

割合
文科系18.5%
理科系78.2%
その他3.4%

弁理士の性別(男女比)

上述したように弁理士は理系出身者が多いにもかかわらず、比較的女性の割合が多いです。弁理士はデスクワークがメインで、男女関係なく働きやすい仕事のためだと思います。

割合
男性83.4%
女性16.6%

弁理士が多い地域(都道府県)

弁理士が活躍できる業務は、大企業または大企業と取引のある特許事務所で行われることが多いため、都会に集中しやすいようです。

都道府県
1位東京都
2位大阪府
3位京都府
4位神奈川県
5位愛知県

弁理士の具体的な仕事

「知的財産法」に関する専門家といっても、具体的にどのような仕事をするのでしょうか。

弁理士の独占業務

上述したように弁理士には、弁理士資格を保有している者以外は取り扱うことが法律上禁止されている業務=独占業務が付与されています。

弁理士の独占業務としては主に下記があります。

  • 特許等に関する特許庁に対する申請代行業務
  • 特許等に関する仲裁事件の手続代理業務
  • 特許権等の売買契約等の代理業務
  • 特許等に関する訴訟における補佐人業務

1つずつ、できるだけわかりやすく説明します。

特許等に関する特許庁に対する申請代行業務

この業務が弁理士が行う業務として最も主なものです。

発明が生まれた際、それを特許権として保護するためには、特許庁に申請して認められる必要があります。この申請作業は発明者自身が行うこともできますが、申請手続のためには細かく明確な書類を作成する必要がありますし、最終的な権利取得のためには何度も特許庁と書類のやり取りを繰り返す必要があるため、一般人には難しいです。

このような申請を発明者に代わって行う代理業務が弁理士の独占業務の1つです。

特許等に関する仲裁事件の手続代理業務

特許を取得している個人や企業の技術は他者が使用することができません。使用してしまうようなトラブルが発生することがあります。このような特許等に関するトラブルの仲裁を行う際の代理を行うことも弁理士の独占業務です。

特許権等の売買契約等の代理業務

特許を取得している個人や企業の技術を他者が使用したい場合、特許等を売買したり使用許可の際の契約を交わしたりすることがあります。この契約の代理業務も独占業務として位置づけられています。

特許等に関する訴訟における補佐人業務

有名なドラマ「下町ロケット」にも特許侵害訴訟のシーンがありましたが、特許権侵害問題が裁判にまで発展することがあります。その裁判で弁理士は述や尋問を行うことができます。

弁護士とは異なり裁判で直接戦うことはできませんが、弁理士として質問を行い、裁判を依頼人に有利に進める手助けをします。

その他の弁理士の業務

弁理士として必要とされる業務は、上記したような独占業務だけにとどまるものではありません。後述するように弁理士としての働き方は就職先により様々です。

特に依頼人から知的財産に関するあらゆる相談を受け、専門家としてのアドバイスを行うことが期待されます。

弁理士の代表的な就職先:知財に関わる仕事

弁理士は、知財に関わる職場でプロフェッショナルとして力を発揮することが求められます。例えば知的財産に関わる就職先としては下記のようなものが挙げられます。

ここに列挙している仕事は、弁理士資格がない方でも働くことができますが、資格を有していることでより専門的な業務で貢献することができます。

  • 特許事務所
  • 企業(や大学・研究機関)の知的財産部
  • 企業の開発者
  • 特許調査会社
  • 特許翻訳会社
  • 知財コンサルタント

特に特許事務所・企業で働く弁理士が多く、特許事務所勤務が約30%、特許事務所経営が約25%、企業勤務が約20%を占めるそうです。(弁理士白書

特許事務所

一番メジャーな就職先は特許事務所です。特許事務所では主に弁理士の独占業務を行うことが求められます。

個人や企業などの依頼人から仕事を受け、特許庁との間で特許・実案・意匠・商標の出願や権利化業務を代理したり、知的財産訴訟の紛争解決に取り組んだりします。

それ以外にも依頼人からの知的財産に関するあらゆる相談に乗ることも仕事の1つです。

特許事務所で弁理士資格を持たない方を「特許技術者」と呼ぶことがあります。弁理士とほとんど同じ仕事をしますが、待遇が異なることが多いようです。

「特許技術者」として事務所で働きながら試験勉強を続け、合格を目指す人もいます。

企業(や大学・研究機関)の知的財産部

企業では知的財産権専門の部署(知財部・法務部)、大学では産学連携機関に所属し、出願前の発明の発掘から権利化、さらにはライセンス交渉や訴訟まで広く包括的に関与できます。経営戦略に関わる総合的な経験を積むことができ、やりがいのある仕事です。

特許庁への手続は外部の特許事務所に外注している企業や大学が多く、研究・開発部門と特許事務所との橋渡しのような役割も担うことが多いです。

さくら

私は現在、企業の知的財産部で働いていて、とてもやりがいを感じています!

▼企業知財部で働く魅力はこちらの記事で紹介しています!

企業の開発者

大企業では知的財産権専門の部署(知財部・法務部)とは別に開発部門に知財を取り扱うチームがいることが多いです。開発活動も行いながら、知財専門の部署との橋渡しのような役割を担います。

近年は弁理士資格を持つ開発者も増えている印象で、彼らは特許戦略を意識しながら開発を行える強みがあります。

また中小企業では知的財産権専門の部署(知財部・法務部)が存在せず、開発部門の中に知財業務を兼任している担当者がいて特許事務所に仕事を依頼する業務を担っていることもあります。

特許調査会社

個人や企業、特許庁から特許調査の依頼を受けて納品する会社です。特許出願前の先行文献調査、自社製品が抵触する他社特許がないかの調査、他社の特許を無効化するための無効資料調査などに関する依頼を受けます。

「特許調査会社」という言葉は、あまり聞いたことがない方も多いかもしれませんが、業界では、パソナナレッジパートナーやアズテックなどの会社が有名です。

特許翻訳会社

語学に自信のある方は特許翻訳会社も選択肢に入るでしょう。

出願書類、知財関連契約、知的財産に関する会議書類の翻訳などの仕事の依頼を受けます。

特許関連の専門用語や技術の専門用語は複雑で一般の翻訳会社に頼むには、翻訳の質が心配という場合に特許専門の翻訳会社に依頼する企業が多いです。

知財と語学の両方の知識が求められる高度な仕事です。

知財コンサルタント

知財を経営につなげるよう、クライアントへの経営や収益改善アドバイスを行うコンサルタント業です。

知財を生かした新規事項創出の提案なども行います。

実際に企業経営に関与した豊富な経験を生かして、コンサルタント業に転向した大企業の元知財部長などもいます。

弁理士になるメリット

上記したいずれの仕事を選択するにせよ、弁理士を取得することにより下記のようなメリットがあると考えます。

知的財産の専門家としてやりがいのある仕事を行うことができる

弁理士資格を有するということは、知的財産に関する専門的な知識が備わっていることを客観的に示す証明となります。

士業の肩書は簡単に得られるものではなく、どこにいっても一目置かれる存在になります。

上記したいずれの仕事も無資格者でも就職することができます。しかし、同じ仕事をしていても最高峰の国家資格を有するエキスパートとして評価されるため、無資格の時と比べて重要な仕事を任せてもらえるなど、大きなやりがいにつながります。

昇給・就職・転職に有利になり高い年収が期待できる

弁理士の年収は、勤務先によって異なりますが、特許事務所に勤めた場合の平均年収は700~1,200万円、民間企業だと500~1000万円と言われています。

日本の一般的な平均年収(約420万円)と比較すると、弁理士の年収はかなり高給です。

このように年収が高くなる理由として昇給、就職・転職の際に弁理士資格保有者は高く評価されることが挙げられます。

企業の知財部や特許事務所への転職は、募集人数が少なく狭き門ですが、弁理士資格を持っていれば有利に転職活動を進めることができます。

▼私自身、知財業界でゆる転職活動をしています!

また、弁理士に関しては、収入における男女差はほとんどなく、女性でも男性と対等に稼ぐことができます。弁理士の仕事と育児や介護などを両立させている人も多いです。

企業の知的財産部で働く私が弁理士を取得してよかったこと

特許事務所以上に、企業の知的財産部では「弁理士の資格は必ずしも必要ではない」という風潮が強いです。専門的な業務は外部の特許事務所の弁理士に依頼することも多いからです。

私自身知財部に配属された当初は弁理士資格を取ろうとは全く思ってませんでした。

そんな私が弁理士資格を取ろうと思ったきっかけはプロフィールを読んでみてください♥

私が弁理士資格を取ってよかったことを3つ紹介します。前章の弁理士になるメリットと重複する部分もありますが、私自身の経験も交えて紹介するので是非読んでください。

弁理士試験や修習で得られる知識が業務に生きる

知的財産部で仕事をしていく中で身につく法律知識もありますが、知的財産法は膨大で、一度体系的に勉強しなければ、正確に理解することはできません。

その状態では専門的な判断は都度外部の弁理士や弁理士資格を持つ同僚に相談することになってしまいます。

弁理士試験や修習を経験することで知的財産法について網羅的に勉強し、状況に応じて正しく使いこなせることができるようになりました。

社内での評価が高くなり、年収が上がった

弁理士資格を取得することで知財部の中でもより専門的な業務を行えるようになり、社内での評価につながるので高い年収も期待できます。

さくら

私自身、弁理士試験合格前は500万円台だったのですが、今は750万円を超えています♥(急に暴露)

私自身は、仕事をセーブせずに弁理士試験に一発合格したこと、その後の仕事ぶりを評価してもらえたことにより昇給しました。

会社によっては、資格手当が支給されるところもあるようで、その場合も年収アップが期待できますね。

部内で一目置かれる存在になる

年収アップともつながりますが、部内で一目置かれる存在になることも私にとっては大きなメリットでした。

特許を出願するような研究開発部の方は年配の方が多いです。私のような新卒入社小娘知財部員(笑)でも、彼らのようなベテラン開発者と協力して特許出願を進める必要があります。

正直、年の差も経験の差もありすぎる彼らから信頼してもらえている感覚がなく、うまく仕事ができない時期もありました。

しかし、弁理士資格を取得したことを知ったところ彼らの私への対応も変わり「専門家」として協力してくれるようになったのです。

小さいことかもしれませんが、肩書は自分を守ることにもなりますし、そのおかげで毎日気持ちよく仕事ができることもあります。

弁理士の仕事まとめ

弁理士の仕事について紹介しました。弁理士試験に挑戦してみようと思ったかたはこちらの弁理士試験に関する記事もCHECKしてみてください♥

弁理士試験は超難関試験で独学での短期合格は現実的ではありません。

▼弁理士試験に一発合格するための予備校・通信講座選び

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さくら🌸

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知識ゼロの特許初心者だった私が、OLとしてフルタイムで働きながら弁理士試験に一発合格した方法を発信中!!
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