
このブログは、知識ゼロの特許初心者だった私が、OLとしてフルタイムで働きながら弁理士試験に一発合格した経験をもとに書いています!!
短答試験の自己採点したら合格していそう!よし論文試験の勉強始めるぞ♥
あれ、どんな問題集や教材が必要なんだろう…?
おめでとうございます!!!今回は、短答試験合格後の弁理士試験の論文試験対策の始め方について解説します♥
- 短答試験後にすぐ買うべき講座・教材
- 論文試験対策に向けて読むべき記事の紹介
この記事を読むことで、弁理士試験の論文試験対策の始め方がわかります。
短答試験後の切替の早さが論文試験の合否を分ける!
まずは短答試験、本当にお疲れさまでした。そして自己採点をされた結果、合格ラインを超えていた方、少し早いですがおめでとうございます!!
これまで数か月、または数年頑張ってこられた分、少しは休みたいという気持ちは痛いほどわかります。
でも短答試験終了から論文試験までは毎年2か月もないので、休んでいる暇がありません!今年は6週間ですね。
特に短答試験を受験された皆様にとっては、ここで論文試験用に頭を切り替えられるかが合否に大きく影響します。
短答後に論文試験対策を始めるときに揃えるべき教材
上述したように短答試験後、論文試験までは本当に時間がありません。必ず当日に自己採点をして合格している可能性があればすぐに、論文試験対策の教材をポチって下さい!!
勉強は明日からでいいので、まず準備をするだけでも短答試験当日に行うことで気持ちを切り替えることができます。
▼論文試験対策はこちらの記事を参考にしてください
結論から言うと、揃えるべき教材は、過去問集・答練・模試の3つです!!!持っていますか?
まずは、全員が買うべき教材「過去問集」から行きましょう!
LEC「年度別論文過去問」
短答試験に合格していることがわかったらまず購入してほしいのがこの教材です!
LEC「年度別論文過去問」は、各年度ごとの「答案例」と「答案構成」、さらにLEC講師陣作成の「講師参考答案」を掲載した問題集です。通常価格は6,600円です。書店販売なしなのでLECで購入する必要があります。
こちらの問題集では、各年度ごとに「答案例」と「答案構成」、さらにLEC講師陣作成の「講師参考答案」まで掲載されています。これは他のテキストにはないポイントです。
2つの答案例を対比することで、より得点の高い答案が作成できるようになるとので、論文試験の解答をブラッシュアップすることができます。
答練に重きを置くにせよ、過去問を数年分は解くことが好ましいので、充実した解説付きのこの教材で勉強するのが最適解です!!
もちろん私も短答試験が終わった日にポチりました!!私のようにLECの「1年合格ベーシックコース」を受講している方は、短答後に追加で購入する教材はこの「年度別論文過去問
」だけで十分です。
これと組み合わせて、「1年合格ベーシックコース」に含まれている下記の講座を活用すれば万全です!
- 論文基礎力完成講座「答練編」
- 論文合格答練
- 論文直前答練
- 論文公開模試
▼「1年合格ベーシックコース」を用いた具体的な勉強法はこちら
次に、LEC「1年合格ベーシックコース」のように答練や模試が含まれている講座を受講していない方向けに、ピンポイントで答練・模試を購入するときの選び方をお伝えします。
LEC 各種答練・公開模試
論文試験対策において過去問演習を行うことは重要ですが、予備校がこれまでの出題傾向を踏まえて作成した予想問題である答練・模試も受講しておくことが必要です。
また解説講義がついている答練では、解答までの道筋も整理することができるので、論文試験で重要な「解答の型」を身に着けるのにも役立ちます。
そしてLECは多くの的中実績を持っていますので、試験本番で同じ論点の問題が出題される可能性は高いです。これまで費用などの兼ね合いでLECの講座を受講していなかった方も、答練・模試だけは受講するのがおすすめです!
LECの答練は受講生のレベルに合わせた答練から、本試験に近い形の答練など、多彩なラインナップで様々なタイプの答練を提供しています。

たくさんのラインナップがあることはとてもありがたいのですが、たくさんありすぎてどれを選べばよいか迷いますよね。。しかもいろんな組み合わせパックやオプション講座との組み合わせで販売されており、ややこしい…!
短答試験終了後から論文試験までの約6週間という限られた時間の中で、どれくらい答練に時間を割くのかは合否に大きく影響しますので私が厳選して紹介しますね!
結論から言うと、私がおすすめするのは論文公開模試のみ、または論文公開模試と論文直前答練とのセットです。
LEC「論文公開模試」
LECに限らず、論文試験対策の基礎講座および答練に相当するような講座(予備校が作成した予想問題と解説講義)をすでに購入している方は「論文公開模試」のみの購入で十分だと考えます。
例えば、資格スクエアの基礎・短答・論文パックを受講された方などが該当すると思います。上述したようにLECは多くの的中実績を持っていますので、この模試だけでも受験するのがおすすめです!
LECの論文公開模試は前期2回、後期2回の全4回あります。
LEC公式のPR文にもありますが…
例年、多くの論文試験受験生が、本試験前にLECの論文公開模試を受験しています。ですから、この公開模試で出題された論点は受験生の多くが押さえていることになります。そのため、この公開模試を受けずに本試験に臨むということは、【受験生の多くが習得した事項を自分だけが知らない!】という事態を招き、不利な戦いを強いられ ることになりかねません。
これは私も同感です!!
特に公開模試の後期は、合格者の5人に4人が受講しているという1年合格ベーシックコースにも含まれています。
自分だけが知らないという事態を避けるためにも、少なくとも後期だけでも受験して、同じ論点が本試験で出たら必ず得点できる状態にしておきましょう。
申込内容 | 受験回数 | 金額 |
前期後期一括 | 4回 | 92,000円 |
後期のみ | 2回 | 60,000円 |
後期2回目(最終回)のみ | 1回 | 35,000円 |
どのパターンも下記のページから申し込みできます!
>> 論文公開模試 を見る
LEC「論文直前答練」
上記の公開模試だけでなくもっと本番形式・レベルの問題にチャレンジする余裕のある方は論文直前答練もおすすめです!ただし公開模試とセットで買うなら、単品で購入するより後述するパックで買うのがお得ですのでご注意ください。
直前答練は前期4回と後期4回がありますが、前期・後期分けての販売はされておらず8回セットのみの販売です。ここでの8回というのは8科目という意味で、特実4回、意2回、商2回あわせて8回の内訳になっているので思ったよりボリュームは多くないです。
LECは模試では特実・意・商あわせて「1回分」と呼ぶのに、答練のときは1科目を「1回分」と呼ぶのややこしいですよね…笑
>> 論文直前答練 を見る
どうせなら公開模試と直前答練をパックでお得に買いたいと思ったけど、どの答練や模試がどのパックに入ってるのか、ややこしすぎるよぅ~!!
私がまとめます!!!
下記表で、直前答練と公開模試がどのパックに何回分入ってるか一目でわかります♥
論文直前答練[前期] 4回分 | 論文直前答練[後期] 4回分 | 論文公開模試[前期] 2回分 | 論文公開模試[後期] 2回分 | 論文プレ模試 | ||
論文直前ライトパック | 98,500円 | 〇 | 〇 | |||
論文直前レギュラーパック | 146,000円 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
論文直前フルパック | 167,000円 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
また上記3つのパックにはそれぞれ3つのパターンがあり、上記の表にある答練・模試に加えて、下記のオプション講座がついたパックもあります。
- 「過去問分析講座」付
- 「過去問分析講座」と「ピンポイント対策講座」付
個人的には、これらのオプションは今の時期には不要かなと思います。これらはインプットを目的とした講座であり直前期にインプットする範囲を増やすのは得策ではないと思うからです…しかもお値段もかなり高い…!
この記事のリンクから飛べば間違いなくオプションなしの一番リーズナブルなパックのページに飛べるので安心してくださいね!
LEC「論文直前ライトパック」
私が最もおすすめする答練パックは、論文直前答練4回分(特実2回分・意1回分・商1回分)と論文公開模試2回分(各科目2回分)がセットになった「論文直前ライトパック」です。価格は98,500円です。
このパックは、公式HPの説明に”短答試験終了後に本格的な論文演習を始動させる方を想定しており、「論文直前答練」「論文公開模試」ともに後期のみ(通常の半分の回数)となっています。”とあり、一見物足りないのではと心配になる方もいるかもしれません。
でも多くの一発合格者が受講する「1年合格ベーシックコース」において含まれる「論文直前答練」「論文公開模試」も後期のみですので、これは合格に十分な量だと考えます。もちろん答練には解説講義付きです。
ちなみに「LEC 弁理士試験対策論文模試」で検索すると、オプション講座付きの17万円超のパックがヒットしてしまいますので、ご注意ください。
▼オプション講座なしの純粋な答練・模試はこちらから。
>> 論文直前ライトパック を見る
LEC「論文直前レギュラーパック」
さらに勉強時間を確保できる方は、論文直前答練8回分(特実4回分・意2回分・商2回分)と論文公開模試4回分(各科目4回分)がセットになった「論文直前レギュラーパック」もおすすめです。価格は146,000円です。
上述のライトパックでは、意匠・商標の答練は各1回しかありません。公開模試に意匠・商標も含まれていますが、これには解説講義はついていません。そのため、特に意匠・商標に不安があり解説講義を複数回分聞きたい方はこちらを選択するのが良いと思います。
こちらも「LEC 弁理士試験対策論文模試」で検索すると、オプション講座付きの21万円超のパックがヒットしてしまいますので、ご注意ください。
▼オプション講座なしの純粋な答練・模試はこちらから。
>> 論文直前レギュラーパック を見る
LECの答練は他にも単品の答練や答練パックがありますが、私がおすすめできるのはここまでかなあ…
論文直前フルパック(167,000円)
には、論文直前レギュラーの内容に加えて単品でも購入できる”論文プレ模試
”が含まれます。
しかし、個人的にはレギュラーパック以上に答練の回数を増やすのは得策ではないと考えています。論文試験対策でもアウトプット(問題演習)よりもインプット(暗記)の方が重要なため、あまり答練を増やすと暗記の時間が無くなるからです。
また公開模試と直前答練以外の答練や模試は、リアルタイムでは短答試験前に、受験生が現在のレベルを可視化することを目的に開催されており、短答試験を終えた方が本番のレベルを求めて受験するには物足りない可能性があるからです。
▼論文試験対策で暗記が重要な理由はこちらの記事で解説しています
同様の理由で、
- 論文合格答練パック直前PLUS
(183,400 円~)
- 論文集中答練パック直前PLUS
(183,000円~)
- 論文上級答練パック直前PLUS (226,000円~)
これらは、単品でも購入できる論文合格答練(46,000円)・論文集中答練
(46,000円)・論文上級答練
(89,000円)のいずれかと、論文実戦答練
(111,000円)がセットになったパックで、さらにその上で論文直前フルパックと同様の中身がオプションでついたバージョンもあります。
これらの答練も単品で買うにせよパックで買うにせよ、ボリュームが増えるだけで本番レベルの問題の練習には不足すると思います。
※どうしてもLEC「1年合格ベーシックコース」受講生と同じ論文対策講座を受けたい!という方は、「論文直前ライトパック
」に加えて論文合格答練
を単品で購入すると良いですね。
本番レベルの問題演習を増やしたいなら他の模試や答練を受けるより、「年度別論文過去問」で過去問演習する方が効率的だと思います。
資格スクエア「論文添削ゼミ」
資格スクエアではオリジナル問題による論文添削と、解説講義がセットになった「論文添削ゼミ」が提供されています。
私は受講したことがないのですが、内容を見ると6回分の論文添削 (特実2回、意匠2回、商標2回)+解説講義となっており、LECの答練に近い教材と言えます。
通常価格は33,000円と比較的安いため、LECの答練は高すぎて手が出ないよ…という方是非検討してみてください!
添削工数のためか、30名様限定の講座となっているので希望者はすぐに申し込むのがおすすめです!
過去問演習だけで答練を何も受けないのは得策ではないです!
弁理士試験論文試験対策の考え方
準備ができたところで、論文試験対策に関する記事を紹介します。
▼論文試験対策全般
こちらの記事では、論文試験においてもアウトプット(問題演習)よりインプット(暗記)が必要な理由について説明しています。
また趣旨問題や手続問題など問題パターン別にどのようなポイントを暗記して解答する必要があるのかも説明していますので、勉強を始める前に是非読んでください!
▼LEC「1年合格ベーシックコース」を用いた具体的な勉強法
LEC「1年合格ベーシックコース」で勉強している方向けに、具体的にいつどんな勉強をすればよいかを解説しています。短答試験終了後のスケジュールも超具体的に説明しています!
▼上四法(特実意商)の勉強法
短答試験後の上四法の勉強にもこちらの記事を参考ください!重点を置くべきテーマを解説しています。
弁理士試験 短答後の論文試験対策の始め方まとめ
短答後、論文試験まではほとんど時間がありません。
いかに切り替えて論文試験にコミットできるかが論文試験の合否を分けます!
少し休憩したい気持ちは痛いほどわかりますが、あとほんの少し頑張りましょう。
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